セレブリティソルスティスで巡る南太平洋クルーズ②〜シドニーへの移動とオーストラリア入国〜
どうも、クマゴロです。
セレブリティソルスティスで巡る南太平洋クルーズ体験記、今回は「関空からシドニーへの移動とオーストラリア入国」について書きたいと思います。
(前回の記事はこちらからどうぞ)
出発前の事前準備
今回はシドニー発着のクルーズなので船に乗る以前にシドニーまで自力でたどり着く必要があります。(今回も最低限の手続きだけ旅行代理店にやってもらう個人手配での旅行です)
恥ずかしながら、下記の2点を今回の旅行の下調べの中で初めて知りました。
- オーストラリア入国には電子ビザ(ETAS)の申請が必要
- オーストラリアは税関が厳しい(らしい)
下調べはこちらのサイトを参考にしました。
オーストラリアの電子ビザ(ETAS)とは
ETAS(イータス)は「ELECTRIC TRAVEL AUTHORITY SYSTEM」の略でオーストラリア移民局が運営するシステムを指します。ETASについてはこちらのサイトが参考になりました。
上記サイト曰く、ETASは
旅行者の情報、名前、生年月日、パスポート番号などを、オーストラリア移民局のホストコンピューターに電子的に送りチェック、問題なければホストコンピューターに登録の可否が保存され、電子的に登録の通知が、申請代理人に戻ってくる仕組みになっています。
とのこと。
オーストラリアでの入国審査時だけでなくオーストラリアへ向かう飛行機のチェックイン時にも航空会社のシステムを介してETASの取得状況の確認が行われているようです。他にも申請条件や申請方法など、一通りの情報が載ってるのでオーストラリアに行かれる方は一読してみてください。
「TRAVEL DONKY」でETASを申請
何種類かあるETASの申請手段の中でクマゴロ家は「ETAS登録代行業者に依頼」することにしました。サイト管理者様のお勧めとのことで「TRAVEL DONKY」でETASを申請しました。
ETASのみを申請する場合の費用は1人あたり10AUD(オーストラリアドル)。2人分で合計20AUD(クレジット払いで約1,800円)でした。TRAVEL DONKYにてツアーや宿泊の予約をしている場合は1人あたり5AUDでやってくれるそうです。
「ETAS登録証明書」をもらえるけど意味は無い?
ETASを申請すると会社によっては「ETAS登録証明書」のような文書を発行してくれます。TRAVEL DONKYでは手続き完了後、PDFで登録証明書が届きました。
パッと見、オフィシャルな書類のように見えますが、ETASはあくまで電子ビザ(=システム上に登録されるもの)なのでこのような書類はあまり意味を成さないそうです。(万が一の時に無いよりマシ、程度のもの)
ETASも無事登録できたところでいよいよ出発です。
まずは関空から香港へ
3月某日、いよいよ南太平洋クルーズに向けて出発です。
関空→香港→シドニーというルートで向かうため、まずは関空から香港に向かいます。飛行機が夕方の便だったので出発当日は午前中で仕事を放り投げ切り上げて早々に関空に向かいました。
関空での出来事①:スーツケース受け取り
さすがに職場にスーツケースを持って行く訳にはいかなかったので、今回は事前にスーツケースを空港に送りました。アメックスの空港無料宅配を利用しようとしましたが、日程の都合上、断念。大人しく通常の宅配便で送りました。
私のスーツケースはいつも通り(?)レンタルです。
今回はサンコー鞄の「スーパーライトMg EX」というスーツケースにしました。(92Lサイズ)
お値段は18日間のレンタルで8190円。これを安いと取るか高いと取るかは人それぞれと思いますが、仕事で海外に行く機会はほぼないので私はいつもレンタルするようにしてます。 (色々なメーカーのスーツケースを試せるのもレンタルの魅力の1つと思ってます)
スーツケースは関空の第1ターミナル4階(国際線出発フロア)にある「JAL ABC」のカウンターで受け取りました。(送付時にJAL ABCを宛先に指定して送付)
第1ターミナルに入って一番右側(チェックインカウンター"H"付近)に受け取り場所があります。
宅配便の控えを見せたらスタッフの方がスーツケースを取ってきてくれます。
関空での出来事②:キャセイパシフィック航空のチェックイン
スーツケースを受け取ったところで別件で別行動していた妻と合流。早々にチェックインカウンターへ向かいます。初のキャセイパシフィック航空の利用です。
- 荷物はシドニーで受け取り。(香港での一時受け取りは無し)
- 預け荷物の制限は「1人につき2つ+合計30キロまで」※エコノミークラスの場合
ポイントはこんなところです。
関空での出来事③:円→オーストラリアドルへ両替
チェックイン後、保安検査場に向かう前に円からオーストラリアドルへの両替をしました。当時のレートは「1AUD=93.01円」。
…後から思うとここ(関空)で両替したのは失敗でした。。
最終日のシドニー観光の時に気付いたのですが、シドニーの市街地(セントラル駅周辺の場合)ではそこらへんの両替屋さんで普通に1AUD=86〜88円くらいで取引されてました。
シドニー中心部に行かれる方は日本での両替は最低限に留めておいたほうがいいかもしれません。クマゴロ家はそんなことはつゆ知らず、ガッツリ50,000円分を日本で両替しました笑。たかが5円、されど5円、今思うとちょっと悔しいです。。。
日本出発!関空から香港へ(CX506便)
関空から香港まではCX506便での移動です。機体は「ボーイング777-300」。「ビジネス」「プレミアムエコノミー」「エコノミー」から成る機材で、エコノミーの座席は3・3・3タイプでした。
機内サービスは「おつまみ&ドリンクサービス」と「機内食」がそれぞれ1回ずつありました。
香港に到着する少し前に座席のモニターにこんな表示が出てました。
乗り継ぎ便の搭乗口情報です。
日本出発時点でシドニー行きのゲートは決まっていなかったので、その情報がこんな形で表示されるみたいです。こういうのは嬉しいですね。
香港到着!
日本を出て約4時間弱。無事香港到着です。クマゴロ家はシドニー行きの飛行機に乗るのでそのまま乗り継ぎ方向へ向かいます。
乗り継ぎ便のゲート情報は降りてすぐのところにも貼り出されていました。
うっかりしてると通り過ぎてしまうくらい意外と近くにありました。
この先で搭乗券のチェックと手荷物検査をクリアすれば後は搭乗時間までしばし自由時間です。
香港国際空港での出来事①:とりあえずぶらぶら
シドニー便への搭乗まで2時間半ほど余裕があったのでとりあえず空港をぶらぶらしてみました。
割と遅めの時間でしたが、開いているお店も結構多かったように思います。
かなり広いので適当に歩くだけでもいい運動になりました。
香港国際空港での出来事②:搭乗口近くで軽く食事
空腹という訳ではありませんでしたが、とりあえず何か食べてみようという話になり、搭乗口近くのレストランで食事を取りました。(お店の外観撮り損ねました。確か牛肉麵何とかというお店だったはず)
妻は牛肉麺、私は海鮮あんかけチャーハンを注文。
チャーハン…何か違う…。(パイナップル入ってるし)
付け合わせのスープなんか色悪いし…。(写真は自粛)
そういうもんなのか…。
妻の牛肉麺は食べてないので分かりませんが、チャーハンについては複雑な思いが巡り巡ったひと時を過ごすことができました。
微妙に一品も付いて占めて325香港ドル(クレジット決済で約4,700円)なり。…勉強になりましたm(__)m
香港国際空港での出来事③:搭乗前の手荷物検査
煮え切らない思いを胸に、良い時間になったのでシドニー行きの搭乗口である69番ゲートに向かいます。
行き先がオーストラリアだからなのか、飛行機に乗る前に簡単な手荷物検査がありました。多少身構えましたが、実際には1人ずつカバンの中身をざっと見られて終了。これが検査か?と思うくらい雑な気もしましたがとりあえず問題なしでそのまま機内へ入ります。
香港出発!香港からシドニーへ(CX101便)
シドニー行きの機体は関空→香港と同様「ボーイング777-300」で席の構成もほぼ同じでした。(エコノミーの大半は3・3・3シート)
機内ではドリンクサービスに加えて機内食が2回(離陸後の夕食と着陸前の朝食)ありました。
入国カードも配られました。
写真は入国カードの表面で、右側が申告関連の質問です。右上の「IF UNSURE, YES ×(よく分からんかったらYESに印を)」というのが印象的です。
シドニー到着!入国できるか?!
約8時間半の長めのフライトでしたが特に遅延もなく、無事シドニーに到着しました。(座席が窓側+横の人が熟睡コースでトイレに行けず苦しんだのはここだけの話ということで…)
シドニーに到着してホッとしたのも束の間、いよいよ「入国審査」と「税関」との戦いが始まります。
まずは「Baggage Claim」方面に進みます。
一歩出遅れたのか、結構並んでました。
試練その1:入国審査
30分程度並んだところでいよいよクマゴロ家の入国審査の番がやってきました。
まずは妻から。
パスポートと入国カード預けてパスポートをスキャンしてもらって…
…「OK」(←審査官のおばちゃんお姉さん)
無事通過です。(ETASちゃんと登録できて良かった)
続いてわたくし。パスポートスキャンしてもらって…
…「?」(←審査官のおばちゃんお姉さん)
…もっかいスキャンして…
…「あれ?」(←審査k)
…「ダメね、こっち来て」(←審s)
え!(゚Д゚;)
ということで税関以前に私はここで引っかかっちゃいました笑。
一人軽く焦るクマゴロを尻目に別の審査官(ややイケメン)が来て「とりあえずこっちに来なさい」と一言。
理由も分らぬまま彼について行き、「調子はどうだい?」「何しにオーストラリア来たんだい?」と言った適当な質問をとりあえず返しつつ、待合スペースのような場所へ…。(妻はクリアしてたので普通に付いてきてくれました)
しばらくして最初のおばちゃんお姉さんが来て「ID(=身分証明書)を出して」と一言。
とりあえず運転免許証を出すとそのまま無言で退散…。
待つこと10数分、今度は「あなた(=妻)の身分証も見せて」とのこと。言われるがまま妻も免許証を提出。
…さらに待つこと10分。
おばちゃん戻ってきて私の顔をひたすらガン見。
「行ってええよ、しゃあなしやで(←心の声)」と言わんばかりの顔をされてようやく解放。
(゚Д゚;)ナンヤネン!!!!
はてながいっぱい頭の上を回っていましたが、ふと、おばちゃんから免許証を返してもらってないことに気づき「免許証返しなはれや」とお願いし、免許証が戻ってきたところようやく入国審査クリアとなりました。
…今回の出来事、結局原因は分かりませんでした。泣。
ETASの入力情報に不備があったのか、単純にパスポートの読み取り不備なのか、今でも謎です。入国できたからとりあえず良しとしておきます。。。
試練その2:税関 ※2017/4/16一部追記
入国審査で謎の足止めを食らって若干ヘロヘロでしたが、まだ入国は終わっていません。チェックが厳しいと噂の「税関」が待っています。
入国審査をクリアした時点でスーツケースを受け取り、そのまま税関へ向かいます。(無事シドニーまで届いて良かった)
少々記憶が曖昧ではあるのですが、申告物の有無によって税関のレーンが分かれているような作りでは無かったように思います。
税関エリアに到着後、(近くにいた)係の人に入国カードを見せると申告内容について簡単な質疑応答をした上で「このレーンに行きなさい」と指定してくれました。
(2017/4/16追記:赤字部分)クマゴロ家の場合は夫婦とも自分用の薬やお菓子などを持っており、それについて入国カードでも(安全側に寄せるために)色々と「YES」とチェックしていたのですが、それについて「薬は自分で使うものか?」と聞かれて「自分用のやつです」と答えたらそのまま「あっちのレーンに行きなさい」と通してくれました。入国カードの申告内容に応じて係の人が進むレーンを分けてくれてるようです。
レーンに到着後、スーツケース含むすべての荷物をX線の機械に通して問題なければ晴れてオーストラリアへの入国は完了です。何人かスーツケースを開けて荷物を見られている人もいましたが、クマゴロ家は幸いにもX線のチェックのみで特に指摘を受けるようなことはありませんでした。
どこまで細かくチェックされるかまでは分かりませんが、ちょっとした食べ物や薬も申告対象になっている場合があるので、詳細を聞かれた時に答えられるよう自分なりの回答のネタは用意しておいたほうがいいかもしれません。
…ということで無事、オーストラリア入国できました!
終わりに
オーストラリア入国までのお話、いかがでしたか。さくっと書くつもりが移動編を1記事にまとめようと色々書いてたら大作になってしまいました。入国審査で少しハマったものの、大きな問題もなく無事入国できてホッとしました。
後から調べて分かったのですが最近ではシドニー含むオーストラリアの主要空港で「SmartGate(スマートゲート)」なる出入国管理システムがあるようで、入国審査の長蛇の列に並ぶことなく自分で入国手続きができる優れものだそうです。2016年6月から日本のパスポートも対象になっているようなので、興味のある方は調べてみてください。
次回はセレブリティソルスティスの乗船1日目について書いていきます。
最後までお読みいただきありがとうございましたm(__)m
クマゴロでした。